スタッフ室井が感じた違和感の正体【桜坂観山荘ふともずく試食会】
桜坂観山荘にて糸島産ふともずくの試食会
準備に数ヶ月、ついに行われた「糸島産ふともずく」の試食会。
私、室井がアジマ裏方スタッフ目線でお伝えしたいと思います。
このイベントは私にとっては必死な現場でした。
想像しかできなかったことを実感を持って痛感させられた場でもありました。
そして、「違和感」を感じ始めたのは試食会が終わった後からです。
「タイトルはふともずくの試食会なんだけど、料理だけじゃないところも感じてもらうイベントを目指す」と、言っていたのはうちの代表、安武。
まあ、モノじゃなくてコトなんだろうと何となく理解はできても、それがどんな世界なのかはよく分からないのが正直なところでした。
試食会が終わるまでは、たぶん、安武だけが見えていた世界だと思います。
うちの安武から、20代の頃に音楽イベントをたくさんしてきたとよく聞きますが、準備の段階からその片鱗を初めて見せつけられた感じがしました。作ったタイムテーブルを事務所で眺めながら、「ここに何々が足らんっちゃんねー」と言ったかと思うと電話し始めます。
イベント当日もとにかく至るところに安武がいました。いったい何人いるんだ?!くらい。笑
経験がないと気付けない所を、「目に見える部分、見えない部分」どちらも穴埋めしていってるような感じなんでしょうね。
アジマガールズスタッフ、裏方での活躍
さて、うちのボスの話は置いといて 笑
この試食会では、私を含めてアジマガールズスタッフ3人が裏方として全体の動きを支えることになります。
私、室井と尾野の姉御、原口さん。それぞれ持っている根本や武器が違います。でも、その先に行くフィールドはおそらく被る場所にいるだろう3人です。
室井はやっぱりアートが好きで、販売員の経験が大きい所です。尾野の姉御はイラストレーターで元ウエディングの映像カメラマン、原口さんは元高校教師。
この現場、私は結構必死でしたが、お二人はさすがという姿を見ました。勉強になりました。
会場ではリハが始まっていました。
プレゼンをする二人、司会をする二人で通しリハで確認。
受付では糸島市秘書広報課の方々、ハカタガールズショップ社長の田中さんはじめ受付担当の生徒、アジマのメンバーで、招待したお客様のお迎えです。
糸島産ふともずく試食会のスタート
司会担当の二人が紹介されました。会場には約90名の方々がいらっしゃり、二人ともものすごく緊張していました。当然ですよね。
糸島産ふともずくの生徒達による紹介プレゼン。
去年の秋からずっと見てきた彼女たち。本当に本当に頼もしくなりました~!すごい!
そして、試食会のスタートです!
試食会ではこれまでの現場で出会った、たくさんの方々に私もご挨拶。
尾野の姉御はカメラマン役。姉御のすごいところは気配を消す所です。そうです、まるで忍者です。
試食会が終わるまでその存在を忘れてしまいそうになるくらい消えていました。
いや、どこかでサボっていたのかも…?笑(嘘です!)
私もカメラマン。学生の時にウエディングカメラマンのアルバイトをしていました。アジマでこんなにたくさん写真を撮ることになるとは思いませんでした。(実は仕事用に新しく買ったんですよ!笑)
元高校教師の原口さんと博多女子高校理事長の密談 笑
■理事長 「ふともずくと鯛のしゃぶしゃぶにはやられたよ」
■原口さん 「理事長のご要望だとお聞きしましたよ」
的な 笑??
理事長は「ふともずく」の収穫体験にも来られていました。その夜にはご自宅でしゃぶしゃぶを試されて「すごく美味しかった!」というメールをすぐ安武に送ってくださったそうです。
会場には情報誌ナッセのご協力もあり、グルメ部の読者の方々も10名程ご来場して頂きました。彼女たちにインタビューするのもこの時の私の仕事です。
■インタビュー記事はコチラです(もっと福岡サイト)>>>
真剣すぎます?笑
糸島市の秘書広報課、農林水産課の方。糸島市役所の各部署の皆さんには裏側から本当にたくさん支えて頂きました。
そして、そしてこの二人。日本一の公務員になった岡さんと、普通に福岡市民のボス。
糸島の現場と博多女子の現場をこのお二人が繋いで進めてきました。大変な状況をそばでたくさん見てきました。二人三脚的なお二人です。
気がつくと安武が喋ってます。タイムテーブルにはなかった登場なので、たぶん進行具合の潤滑剤役です。
おそらく、急な対応。司会で頑張っている彼女と打合せをしています。いったい、全体をどんな視野で見ていたんでしょうね?
試食会の終わりにいくつかの現場を一緒に行動してきた漁師の丸田さん。代表で挨拶です。彼女たちにとっては、いつもの照れ屋な丸田さん。
そして、生徒代表で社長の田中さんからの挨拶です。本当に、しっかりしてます 笑。
みんないい笑顔!
司会の二人から試食会の終わりが告げられました。会場からはステージ上の漁師さん達と生徒達に拍手が沸き起こります。
会場の隅を見ると、岡さんとボスが頭を下げていました。二人のこれまでを見てきた私としては、お二人にも拍手です。お疲れ様でした!
試食会後の会場で
試食会が終わったと思ったら、急に姉御が現れました !
いったい、どこにいたんだ?!的な登場です。笑
さすが10年以上のキャリアを持つ元ウエディング映像カメラマン。目立っちゃだめな姿勢が、もう身に付きすぎていらっしゃいます。笑
ふともずくの炊き込みご飯を仲居さんがオニギリにしてくれました。ホッとして、みんなお腹が減ってきたんです。
喉も乾きます。私も乾きました笑
これですね、理事長が桜坂観山荘さんにリクエストしていたふともずくのしゃぶしゃぶです。
料亭のお料理なのでこんな事を言うのは失礼なのかもしれませんが、本当に美味しかったです。
実はこの試食会が実現するまでには、約3ヶ月におよぶ桜坂観山荘さんの物語がありました。安武と10年ほど前に出会ったばっかりに、扱ったこともない素材を料理にするまでの物語です。
■桜坂観山荘さんでの関係者によるプレ試食会の様子はコチラです>>>
「どんな料理を作るか」という次元とは全く違う世界です。そこにあったのは、料理に至るまでの「葛藤」でした。
人間味溢れる人達が揃っていて「淡々と熱い気持ちで動く」お店でした。桜坂観山荘さんでなければ、間違いなく今回の試食会は実現しませんでした。
元高校教師の原口さん。全体の見渡し具合と生徒との距離感がさすがです。
さて、最後に頑張ったみんなの記念撮影
ここでは紹介していないんですが、この試食会では彼女たちにとって、様々なことが起きました。そして、会場に来られた皆さんの多くにも起きたと思います。
それは「ただの試食会」ではなかったコトです。
これが、招待した皆さん、そして一緒に頑張ってきた皆さんと一緒に「食べよう」ではなく「感じよう」を、安武が目指した場だったと思います。
その一部をご紹介。コチラ↓
■糸島産ふともずく試食会のドキュメント記事はコチラです>>>
【糸島産ふともずく試食会】無事に終了です
博多女子高校では全生徒に礼法研修があります。博多女子高校独特の景色です。
そんな彼女たちを眺める桜坂観山荘の川畑社長と安武の目は、まるでお父さんのようです。笑
18名みんなひとりひとり頑張りました。
そして
私たち、アジマガールズ裏方スタッフも、それぞれの人生経験で得てきた力を全力発揮して頑張りました。もう、現場対応力だらけ。
お疲れ様でした!
試食会後に感じた違和感の正体
アジアン・マーケットで働き始めて1年と少し経ちます。
今回の試食会後に「違和感」を感じはじめたのは、この3人の中でおそらく私だけだと思います。
前職のD12での経験があるからこその「違和感」だったと思います。
100名近い方々が揃われた試食会。
それなのに、アジアン・マーケットが長年付き合ってきた仲間であるモノの作り手やメーカー、クリエイターなどの方々が一人もいなかったこと。これがきっと「違和感の正体」です。
D12から通して、様々なイベントや展示会、ワークショップなどを見てきましたし、参加もさせて頂きました。
主催側も参加者もお客さんも、その中に仲間の作り手側がいなかった現場をあまり思い出せません。
いつもそこにいたのに、今回の試食会は明らかに違いました。そこにはちゃんと安武の「意図」があること。後から感じはじめました。
私が働きはじめてからのアジアン・マーケットは、1年ちょっとという短い期間の中でも、明らかに変化していっています。
そして、今回の「意図」は目的の場所に行くために、実際に進みながら頭の中で気がついてきた事を、リアルな現実に落とし込んだんだと思います。
アジアン・マーケットはメーカーです。
そしてこれから、同じ立ち位置で繋がっているまわりの作り手さんや生産者、メーカーの方々、そしてそこに繋がっている人たちと、一歩一歩進化させ続けているフィールドで一緒に進んでいくんだと思います。
「何をやってる会社なの?」
よく聞かれます。
最近はそう聞かれることも面白いような気もしてきました。
「メーカーでモノ売りです」
進化のスピードに必死について行っているんですが、これからのアジアン・マーケット、さらに変化していくと思います。
最後にご紹介です。
■博多女子高等学校
実践を通し、卒業後にしっかり自分の力で生きていけるようにという教育をされています。
ですが、地域が学校教育にそういうことも必要だと認識して意識しない限り、続けていくことが難しい部分もあります。
私達が出会ってきた先生や生徒たちは本当に本当に一生懸命です。
そんな学校もあるんだと知って頂ければ、と思います。
■桜坂観山荘
誕生して20年という、福岡ではまだ新しい方の料亭かと思います。ブライダルもされています。
社長、若女将、店長、副店長、料理長、仲居さん、スタッフの皆さん、とても一生懸命で温かくフランクです。
最初にあった敷居の高さはもうあまり感じていません。
慣れです。笑
ランチもされていて、平日だと3000円から楽しめます。夜のディナーも7000円からなんです。
料亭という響きからもっと、高いかと思っていました。
お仕事でお迎えするお客様やご両親へのお誕生日など、まだご利用したことのない方は一度お食事と景色、そして雰囲気を楽しみに行かれてみてください。
ちなみにロビーや女性用トイレ、廊下などにコハルライトが転がってます。笑
■そして、そして「糸島産ふともずく」
ぜひ一度試されてください。
ほとんどの方があまり知りませんので、「こんな料理に使ったよ」と、周りの方に伝えて頂けたらと思います。
まずはお味噌汁やお吸物、三杯酢・土佐酢・ポン酢などで。
生徒達が試した中では、「胡麻ドレッシング」や「梅ドレッシング」がかなり合いました!
■こちらのサイトから3袋セット、5袋セット、10袋セットがご購入できます>>>
試食会のドキュメント記事はコチラです(もっと福岡サイト)>>
こちらもぜひご覧ください!
試食会を支えて頂いた関係者の皆様、お忙しい中、足を運んで頂いた皆様、有難うございました。
アジアン・マーケット 室井
Thanks to
糸島市秘書広報課
博多女子高等学校
JF糸島芥屋支所もずく部会
糸島市食品産業クラスター協議会
桜坂観山荘
糸島市農林水産課
糸島市商工観光課
糸島市農業振興課
福岡県福岡の食販売促進課
福岡県園芸振興課
福岡県県民情報広報課
福岡県水産海洋技術センター
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