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2023-10-07

10月|乾燥を防ぐ身体づくり – 甘酒|福岡市・LIBROM(リブロム)

こんにちは!㈱アジアン・マーケットの国際薬膳師・室井です。

この「福岡食材×四季の薬膳 – 季節に合わせて地域を楽しむ」コラムでは、薬膳の考え方を参考に、季節に合った福岡のおすすめ食材と作り手とをご紹介

そしてその食材の持つ効能を伝え、簡単なアレンジレシピで楽しみ方もお伝えしています。

★このコラムには時々「中医学」の専門用語が出てきます。もし言葉の意味がわからなくても、漢字の組み合わせなどから想像できることが多いので、気軽に楽しんでみてくださいね。

10月 – 秋その2

今月も秋の養生のお話しです。

先月のコラムでは、秋の大敵は「乾燥」であり、身体を潤す食材を摂りましょうとお伝えしました。

(★詳細は9月のコラム「乾燥を防ぐ」を参照してくださいね)

秋の乾燥対策には2つのポイントがあります。

1つ目は、身体を潤す食材を使うこと。こちらは、先月お伝えした方法です。

2つ目は、五臓六腑の「脾(ひ)」と「胃」を元気にして、津液( 身体の水分のこと )を生み出す身体づくりをすることです。

脾と胃は、口から取り入れた食物を消化吸収し、身体に必要な気( 身体を動かすエネルギー )・血・津液を生成したあと、送り出す役割を担っています。

脾と胃が元気に働けば、身体に必要な営養、つまりは秋の乾燥を防ぐ「津液」を生み出すことが出来ます。

なので、秋のメインの五臓は先月お伝えした通り「肺」ですが、加えて「脾」と「胃」もしっかり養ってあげましょう!

10月の福岡食材|甘酒 / LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム) / 福岡市

こちらが甘酒の原材料「クラフトサケの酒かす」です。種類は「さつまいもと小豆」!珍しいですよね

10月・秋の食材は、福岡県福岡市「LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム)」さんの「CRAFT SAKE / クラフトサケ」の酒かすを使った甘酒です!

甘酒の効能

薬膳的に見ていくと、「甘酒」温性で、身体を温めてくれる食材です。

また、「甘酒」の持つ甘味(かんみ)は、疲れを改善、脾や胃を養うといわれ、辛味(しんみ)は、身体を温め血の巡りをよくしてくれるといわれています。

特に秋の後半、寒い時期にピッタリの食材です。

また、そもそも、日本酒の原材料に使われ、お酒を絞った後には酒かすになっている「米」は、脾や胃を元気にし、健やかに保ってくれるとても優秀な食材なんです。

【作り手紹介】LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム) / CRAFT SAKE / クラフトサケ

福岡市の中心街・天神近くの高砂エリアに酒蔵を持ち、「日本酒文化をもっと身近に」をコンセプトに日本酒造りを行う「LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム)」さん。

杜氏の穴見さんにより、福岡県産の米を使い、味の決め手である麹づくりから自分たちで行われるこだわりの「CRAFT SAKE(クラフトサケ)」

他との一番の違いは、いちご・レモンバーベナ・シナモン・メロン・桃など、月替わりで、様々な福岡県産の副原料が使われていることです。

日本酒のアルコール度数は15~16度が一般的ですが、「LIBROM」さんの「CRAFT SAKE(クラフトサケ)」は11度前後のものが多く度数低め。

加えて副原料のフルーツやハーブの味も感じられとても飲みやすいため、普段は日本酒に挑戦できない方にもおすすめです。

日本酒とは思えないほどバラエティ豊かな味!選ぶのがとっても楽しく、新たな味を楽しみに通う常連さんも

代表:柳生さん、杜氏:穴見さん、板前:西島さんを中心に運営する「リブロム」さんは、なんともう間もなく、夢のひとつであったイタリアでの店舗オープンを実現します。

実力派揃いの若手3人組。夢に燃え、新しいことに挑戦するみなさんのお酒作りをぜひ、応援してください!

醸造所併設のパブでは、日本料理屋で修業し、花板まで勤めた板前・西島さんが作る料理に合わせ、「クラフトサケ」を楽しむことが出来ます。

気になった方は、まずはパブにて美味しい「クラフトサケ」とお料理のマリアージュを楽しんでみてくださいね。

★もっと詳しく「LIBROM CRAFT SAKE BREWERY(リブロム)」を知りたい方へ★

秋のレシピ|甘酒

甘酒には、米と麹から作る「麹甘酒」と、日本酒を絞った後の「酒かす」から作る「酒かす甘酒」があるって知っていましたか?

今回は、後者の甘酒の作り方と楽しみ方についてお伝えします。

「リブロム」さんの酒かすを使えば、旬の果物、ハーブの味や香りが楽しめる甘酒に!

※アルコール分が含まれるため、お子さま・妊娠中の方はお控えください。

★レシピ詳細★

材料(直径18cmの手鍋半分程度):酒かす200g、水800ml、砂糖適量、塩適量

  1. 酒かすを鍋に入れ、水を注ぐ。
  2. 泡だて器でダマを崩しながら沸騰するまで混ぜる。
  3. 沸騰したら30秒~程度煮る。
  4. 好みの量の砂糖を入れる。
  5. お好みで隠し味に塩を少し入れる。
  6. ★お好みで「白すりごま」や「ヨーグルト」を加えたり、砂糖を「はちみつ」に変える(その場合は甘酒を作ったあとに入れましょう)とさらに乾燥対策に!

甘酒で身体を元気に!

甘酒で脾と胃が元気に!身体の調子も良くなり、乾燥対策にもなります。

手軽なので、ぜひ、取り入れてみてくださいね。

そしてせっかく食べるなら、福岡県産のとってもおいしい食材を取り入れてみてくださいね♪

今月の福岡食材は「LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム)」さんの「CRAFT SAKE / クラフトサケ」の酒かすを使った甘酒でした~!!

それではまた来月、お会いしましょう♪

LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム)|インフォメーション

住所:〒810-0011 福岡県福岡市中央区高砂1丁目21番27号 ボンフル高砂103

TEL:092-753-9298

★「LIBROM Craft Sake Brewery(リブロム)」の「酒かす」を購入できる場所

※現在商品開発中!間もなく販売開始なので、随時お知らせします。

新たな日本酒「CRAFT SAKE / クラフトサケ」は「LIBROM」店舗にて購入できます。

もしくは公式HPのこちらのページをご覧ください。

国際薬膳師|室井 友希 プロフィール

写真左。「LIBROM」さん取材時の1枚(ちゃっかり注いでもらって試飲しています……笑)。

1991年1月1日生まれ。

「株式会社アジアン・マーケット」ディレクター。福岡県内の小規模事業者を中心に、商品開発・営業・販売・企画運営などを行う。

福岡県の魅力発信サイト「もっと福岡」のライターとして、県内300か所以上の取材&記事執筆。

自分の不調をきっかけに、健康管理の一環として薬膳の世界を学びだし、2023年に「国際薬膳師」の資格を取得。

趣味はジャズダンス。


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