【女史コラム】夢中になってお話した日曜日 – 莫窯へ
今日はとっても素敵な作家さんご夫婦のおうち・工房にお邪魔しました。
あまりに良い時間を過ごしたので、気づけばあっという間に3時間!
長居しすぎてごめんなさい!笑
たくさん “おもてなし” してくださってありがとうございました。
木造で優しく、たくさんの人が訪れる、自然の緑が美しいおうちと工房でした。
窯も機も見せてもらいました!
毎日使われている道具たちは、当たり前にそこにあって、とてもキレイでした。
販売員をしていたころ。器をジッと見つめる時間が幸せでした
そもそもご縁をいただいたのは、わたしが販売員をしていた頃のこと。
素朴だけれど、見れば見るほど魅力があって、素敵な器を作る方がいらっしゃいました。
奥様は、これまた柔らかくて丁寧なストールを作られていました。
その作品たちが大好きで、販売できることが嬉しく、
わたしはなぜか、最初からその器をとても好きだと感じていました。
作家さんから見れば娘くらい若くて未熟なわたしですが、器を見ればその方が過ごしてきた日々を、作品の後ろに見られるような気持ちになりました。
棚に陳列するときは、いつも手に取って、ジッと眺めてた。
その時間はとても幸せでした。
作られているご本人は、正面でお話ししていると不思議な安心感。
奥様には優しい目線と、深い知識。
夢中になってお話ししてしまって、ちょっと話しすぎたかな?!
わたしがお邪魔しているときにも、ご近所からお客さまが。
フラッときて、お庭で育てている野菜の話をして、手土産を渡してサラッと帰っていかれました。
その方は有名な家具デザイナーさん。
なんていうか…すごく、豊かだ。
きっとそうしたいと思って行動した先に、結果がついてくるだけ
20代前半で就いた福岡のアンテナショップ的販売員の仕事は、初めて知ることが山ほどあり、初めてお会いする人がいて、目の前にある作品やモノたちがあって、とにかく毎日が楽しくて仕方なかったように思います。
今のわたしが思い返すに、そのころのわたしはもの知らずで(まあ、それは今でも)、本当は目の前にある人やモノの表面を軽くなぞっていただけだったのかもしれません。
だけどわたしはわたしなりに感じることがあり、勉強したい、伝えたいと思っていたのではないかと。
そんな自分は…
振り返るにはまだ時間が経っていませんが、笑
意外と愛しい。
きっと仕事の幅が広くなった今でも、わたしの本質は変わりません。
目の前にあるものを感じ、人と話し、理解して、自分が理解したことを人に伝える。共有する。
共有したくなってしまう、のかも。
その先に結果としてモノが売れるがあり、知った人、買った人が喜ぶがあってほしいな。
純粋にそうあってほしいし、そうありたい、と思います。
そのために、今日お会いしたお2人のように知識も懐も深くなりたいな!
こうしたいとこうしなきゃを今の仕事でたくさん経験した上で、こうしたいを実現できたらいいな。
身に染みて、まだいろいろ、足りてないな。はは。笑
心から、ありがとうございました
自分語りになってしまい、話がそれました。
素敵なモノやヒトに会うと、いろんな発見がありますね。
見るだけで感じることの出来る器や織物は、深いです。
忙しい日々の中で忘れがちな大切なことを、
改めて噛み締めた今日でした。
本当に、素晴らしい時間をありがとうございました!
すっごく、幸せだ!
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